その計画ちょっと待って
【失敗しない住まいづくり -Ⅰ】
住まいづくりの計画の前にもう一度家族で考えること
― ARCOT設計工房
・ 住宅をつくる必要なんて本当にあるの
人は、子供を育てるだけのために住まいを作る訳ではないでしょうが、自分の家族だけのための住宅を造ることに、どのような意味があるのでしょうか?
夫婦の一生を考えてみて例えば、子育ての頃、その子供が巣立つ頃、夫婦が二人に戻った時のこと、などなど、その時々住まいが家族とどのような関係にあるのだろうかと考えてみるのもいいかもしれません。
それでも、やはり自分の家族の為の住宅が必要だと思われた方は、家づくりの既成概念や慣習そして、ハウスメーカーの住宅展示場の住宅のイメージといった呪縛から解き放たれ、見栄や世間体も捨て去ってみましょう。
あなたの家族の住宅のイメージが見えてくるはずです。
・ なぜ欠陥住宅になってしまうの
欠陥住宅は、建築主が施工業者にすべて任せきりにしているのがいけないとか、監理を設計事務所に頼めば防げたはずだとか、建て主や設計士が、「建築会社や工務店の施工状況を厳しく監理しないからいけない。」という人がいますが、それだけで良いのでしょうか?
多様化する要望や工法に速やかに対処できないなど考えられますが、テレビでやるような欠陥住宅を建てるような工務店ばかりではありません。
欠陥住宅や手抜き工事を無くす方法は、あまりにも無理な価格競争はさせないこと、そして竣工の時毎回、次はもっと良い住宅が作りたいと常日頃努めている工務店や建設業者を探し工事を依頼することではないでしょうか。(それほどたやすい事ではないのですが。)
そして、何よりも大切なことはお互いの信頼関係です。
・ 新築か リフォームか
新築かリフォームかという判断を迫られた時に、あなたはどうしますか?
リフォームのブームにのって、軽率にその種の業者の言いなりになってはいけません。
余りにも無造作に柱・を取り払い構造を無視した、見た目ばかりの安易なリフォーム行為の多いことを忘れてはいけません。
リフォームも規模により建築確認申請が必要なのですから、信頼のおける建築士に設計を依頼する必要があるのです。
リフォームに耐えられるかどうかをまず調査してもらい、その上で諸々の条件を総合的に検討してリフォームするのか、新築にするのか決めましょう。
・ 『上手な設計者選び』なんてあるの
建築の設計者にもいろいろな専門の設計者がいます。
・構造設計を主にやっている人
・設備設計を主にやっている人
・住宅を主に設計している人
・他の建築物を主に設計している人
・評論などを主な仕事としている人
・等々
まだまだ専門別に分けることができるのです。
実際、設計者選びは雑誌やその類の本に書いてある程、
たやすいことではないのです。
ですから、ホームページや実際に事務所に足を運んだりして、仕事の内容などを確かめ、面接などを十分繰り返して選ぶしかないようです。
・ その建物の善し悪しは建て主にしかわからない
住宅に限っていえば、その建物の善し悪しは、設計を依頼した家族にしか評価できないように思えます。
住宅は、その家族の生活をデザインしたものだからです。
有名建築家の設計したようなRC造打ち放しの住宅で結露しようが、寒かろうが、外から室内が丸見えになろうが、建て主のご家族が満足しているなら部外者の批評など不要でしょう。
周囲の雑音にとらわれることなく、自分の家族の生活をデザインすることを最優先した計画を立てましょう。
・ ローコストの住宅
ローコストは、特別な条件ではなく、単なる設計条件の一つに過ぎないのです。
そしてその設計条件をクリアする為に工法・構造・設備・仕上げを総合的に検討し、いろいろな提案をし、設計条件がより高い次元でクリア出来るように努めます。
その結果、設計した住宅に対しての適正価格が、ローコストということになるのです。
また、設計した住宅が、価格に見合った住宅として建築されるよう監理を行います。
条件が厳しくなればなるほど設計者も建主も計画を実現するのに根気が要ります。
あなたは、楽しめますか?
・ 狭小地の計画
設計条件の厳しい、狭小地とか、ローコストの住宅では、贅肉をすべて削ぎとったり、空間を重複して利用するなどしなければなりませんので、より綿密な打合せや、建て主の細かい日常生活をよりよく知らないと良い住宅にはなりません。
だからこそ、条件の厳しい住宅には、手作り感のこもった温かそうな住宅が多いのかもしれません。
小さな住宅となるでしょうが、設計者にとって建物の規模など関係ないのです。
建て主家族と計画がうまくかみ合ったかどうかが関心事なのです。
・ ARCOT(アルコット)設計工房の利用
・・・自分の家族だけの住まい作りませんか
設計事務所は、計画の初めから建物が除却されるまで、建て主の身になって
・ 新築計画
・ 再生(リフォーム)の相談
に当たります。
設計事務所は、その工事による利益が目的ではありません。
(建て主と共に計画した建物が設計図どおりに完成するか、建て主に協力する立場にあります。)
ここが建設会社や住宅メーカーと大きく違うところです。
◎ 住宅建築計画をはじめようかとお考えているが、何からはじめて良いか分からない方
◎ 住宅を建てたいが誰に何を相談したらよいか分からない
・土地購入のこと
(建築できない土地もありますよ・・・
出発からつまづかないように)
・建築の構造のこと
・設備のこと
◎ 狭小地の方・ローコストの方
・特殊な趣向の住まいを計画しようとお考えの方
◎ 自分で自分の住まいを設計したい方・・・
自分でやりたいが少し心配
・計画上のアドバイスをします。
・法的なチェックをします。
・建築確認申請をとります。
・住宅が完成するまでお手伝いします。
◎ 小さな増築やリフォームで誰に頼んでよいか
分からないという方
◎ 等々
◎ そして本来の設計・監理業務を御依頼の方
ARCOT設計工房は、このような住宅作りにも取り組みたいと考えております。
どうぞ試しにこの工房にEメールをしてみてください。
そして、竣工写真や計画模型を見に当工房をお尋ねください。
また、こんなことにも協力してもらえますか?
みたいな問い合わせもどうぞ。
・建築設計料・監理料
設計・監理料
新築工事 :総工事費(契約金額)のおおよそ10%前後です。
リフォーム:総工事費(契約金額)のおおよそ15%前後です。
(建築設計・監理業務標準報酬表(建設省告示第1206
号に基づく)を参考にしております。)
設計契約時 :設計・監理料の10%
基本設計完了時 :設計・監理料の30%
実施設計完了時 :設計・監理料の35%
監理業務完了時 :設計・監理料の25%
特殊な依頼(別途)
敷地測量・地質調査・開発許可・遠隔地交通費
などの特殊な依頼は、別途見積もりさせていただきます。